AI機能の使い方とデータの扱い

FrameSweepのAI解析は任意機能です。初期状態では無効で、ユーザーが設定で接続先を選び、必要なファイルに対して実行したときだけ使われます。

短い答え: LM Studioを選ぶとAI処理はユーザーのMac上またはユーザーが指定したローカルAPIで行われます。Cloudflare Workers AIを選ぶと、AI解析に必要なプレビュー画像、ファイル名、解析テキスト、検索文などがCloudflareへ送信されます。Cloudflare送信前にはアプリ内で明示確認します。

AI解析でできること

AI解析は、大量の動画・画像を見て整理するときの補助機能です。メディアの内容を説明する短いキャプション、カテゴリ、被写体、色、雰囲気、整理先の候補、圧縮候補、要確認フラグ、ファイル名候補などを作ります。結果は検索、絞り込み、移動先候補、変換候補の判断材料として使います。

AIの判定は最終判断ではありません。削除、移動、変換、ゴミ箱への移動はユーザー操作で行います。

接続先の種類

LM Studio / ローカル

ユーザーが自分のMacで起動したLM StudioなどのOpenAI互換APIへ接続します。FrameSweepの開発者サーバーへメディアを送信しません。API URLを変更した場合は、指定した接続先の管理責任はユーザー側にあります。

Cloudflare Workers AI

FrameSweepのCloudflare Workerを通じてCloudflare Workers AIへ解析を依頼します。外部AIに送信されるため、初回送信前に確認を表示します。Pro購入確認にはApp Storeの取引情報を使います。

検索の方法

通常検索

ファイル名、フォルダ名、AIが作成したキャプション、カテゴリ、タグ、整理先候補などをローカルで検索します。

SQLite全文検索

解析済みのAIテキストはローカルSQLiteデータベースにも保存され、FTS全文検索で高速に探せます。1万件規模でも、全件を毎回JSONで読み込まずに検索できるようにしています。

意味検索 / Embedding検索

Embeddingモデルを設定した場合、検索文と解析済みテキストをベクトル化し、意味が近いメディアを探します。LM Studio設定ではローカルAPIへ送信します。Cloudflare設定では、検索文と解析済みテキストがCloudflare Workerへ送信されます。同意前の自動検索ではCloudflare Embeddingを使わず、ローカルSQLite検索のみ使います。

Mac上に保存するデータ

  • AI解析結果: キャプション、カテゴリ、タグ、整理先候補、要確認フラグ、ファイル名候補など。
  • 検索用テキストとSQLite全文検索インデックス。
  • Embeddingを使う場合のローカルEmbedding値、モデル名、テキストハッシュ。
  • AI設定: 有効/無効、接続先、モデル名、Worker URL、Cloudflare送信同意の日時と対象URL。
  • サムネイル、コンタクトシート、アプリ設定、macOSフォルダ権限情報。

元の動画・画像ファイルそのものをAIインデックスへ複製して保存する設計ではありません。

Cloudflareへ送信されるデータ

Cloudflare Workers AIを選び、同意してAI解析または意味検索を実行した場合、次のデータが送信されることがあります。

  • AI解析に必要な静止画プレビュー、コンタクトシート、または縮小された画像データ。
  • ファイル名、メディア種別、解析プロファイル、ユーザーが設定したカテゴリ候補。
  • AIに渡すプロンプト、AIが返した解析結果。
  • 意味検索で使う検索文、解析済みテキスト、Embeddingモデル名。
  • Pro購入確認のためのApp Store取引IDなど、権利確認に必要な情報。

ライブラリ全体を自動でアップロードする機能ではありません。AI解析や意味検索の対象になった項目だけが送信対象です。

Cloudflare側で保持するデータ

AI request logs
時刻、モデル名、処理種別、HTTPステータス、処理時間、概算入力/出力サイズ、エラー種別など。通常、メディア本文は保存しません。
Pro entitlements
App Store取引に基づくPro権利の確認結果、製品ID、元取引ID、環境、期限、更新日時など。
AI sessions
短期間のAIセッションキーのハッシュ、有効期限、関連する権利キー。セッションキー本文は保存しません。
R2 archive
本番運用では解析リクエスト本文保存を無効にします。有効化した場合だけ、調査用にリクエスト/レスポンス本文が保存される可能性があります。

保持期間の考え方

  • Mac上のAI解析結果、SQLiteインデックス、Embedding値、キャッシュは、ユーザーがアプリ内で削除するまで保持されます。
  • CloudflareのAIセッションは短期間の認証用で、通常は約7日で期限切れになります。
  • Cloudflare側のPro権利確認データは、Pro利用資格の確認と不正利用防止に必要な間保持します。
  • Cloudflare側のAIリクエストメタデータは、障害調査、乱用防止、使用量把握に必要な間保持します。削除依頼はメールで受け付けます。
  • R2への解析リクエスト本文保存は本番では無効です。有効化した場合は調査目的に限定し、不要になった時点で削除します。

削除方法

  • 現在のフォルダのAI解析結果は、アプリ内のAI解析結果削除から削除できます。
  • すべての保存済みAI解析結果もアプリ内から削除できます。
  • サムネイルやコンタクトシートなどのキャッシュは設定画面から削除できます。
  • アプリ設定、権利情報、ローカルSQLiteインデックスを含めて消す場合は、FrameSweepのアプリコンテナデータをmacOSから削除してください。
  • Cloudflare側のPro権利確認データやAIリクエストメタデータについて削除依頼が必要な場合は、framesweep@obrizm.com へ連絡してください。

不安な場合のおすすめ設定

個人的、機密性の高い、公開前の素材を扱う場合は、CloudflareではなくLM Studio / ローカル接続を選ぶか、AI解析を無効のまま使ってください。AIを使わなくても、プレビュー、仕分け、変換、重複候補確認、ゴミ箱移動などの基本機能は利用できます。